厚生経済常任委員会視察2日目②「株式会社iCARE」
川越市での視察を終え、東京都に移動して、株式会社iCARE(アイケア)に訪問して事業の概要などを教えていただきました。 委員会の視察で民間の会社を訪問するのは私は初めてでしたが、とても刺激的で勉強になりました。ありがとうございました。
今日は幸い、代表取締役(CEO)の山田洋太氏に同席いただき、直接会社のパーパス(存在意義)から紹介していただきました。
「働くひとの健康を世界中に創る」ために会社が存在しているのだ、というお話は、健康というものの考え方を根本から考えなおすものでした。
働く人の環境が健康を左右する。健康を損なってから対処するのではなく、そうなる前に、健康を損なう要因を除くなり変更できないか工夫していくことで、本人の努力に頼らずに健康でい続けられる。
そうした考えの下で健康管理システム「Carely(ケアリー)」が運用され、全国に広がっているそうです。
那覇市でも生活習慣病やメンタルヘルスケアなどに関して市民に向けて様々な健康増進の取組みをしていますが、働き世代に対する取組は正直弱いと感じています。働き世代の健康が市民の暮らしを支え、健康なまま年を重ねられれば、生まれ育った地域で元気に暮らせる期間がそれだけ長くなります。
国民健康保険という事業の対象をいったん頭から外して、市民の一生の暮らしに寄り添う視点から、市民の健康について考えていきたいですね。