令和3年9月定例会 一般質問
質問内容
1 保健行政について
2 消防行政について
3 まちぐゎーの治安について
4 まちぐゎーのまちづくりについて
5 文化行政について
6 市政情報の発信について
動画はこちらよりご覧ください。
[ 令和 03年(2021年) 9月定例会-09月14日-07号 ]
グスーヨー チューウガナビラ(皆さん、こんにちは)。無所属の会、中村圭介です。午前中の外間議員に続いて中心市街地の質問が続きますけれども、よろしくお願いいたします。
今日、私からはマチグヮーの治安に関連した質問をいたします。この治安の問題は近年、心配されながらも対応が難しいまま、コロナ禍でさらに状況が悪化している問題ですので、質問を通して少しでも改善に向かうようにという思いで質問いたします。
まず前提を共有しておきたいのですが、2000年頃から振り返ると、中心市街地の活性化が叫ばれる中で、沖縄ブームとともにお土産屋さんが増えて、ドミトリーやゲストハウスが増えて、沖縄移住ブーム、そういったものを経て、相次ぐLCCの就航などで観光が大きく盛り上がって、お店がなくなって、駐車場だったコインパーキングがどんどんホテルに替わっていき、国際通りをはじめとした中心市街地が再び盛り上がってきた状況です。
観光地としての盛隆には、本市が大事にしてきたマチグヮー文化が大きく貢献しております。相対売りや小さい店舗が軒を連ねて多様な商品がそろう。そしてまた迷路のように入り組んだ商店街に訪れた人は沖縄に来たんだなという思いと同時に人の顔が見える風景に、どこか懐かしさや親しみを感じると思います。
こうした環境は当然、お金をかければ生み出せるというものではなく、長年にわたって市民が営みを続ける中で育まれてきた、変化しながらもマチグヮーに愛着を持つ方々によって守られて維持されてきたものであります。
事業者の中には2代目、3代目、4代目の方もいらっしゃるでしょうし、外部からこのマチグヮーを選んでいらっしゃる方もいます。連綿とつながってきたまちの中で商売をさせてもらう。このマチグヮーが好きだから一緒に未来に残したい、つなげたい、そういった方がほとんどだと思っております。
しかし、一部でもマチグヮーの面白さを借景のような感じで自分のお店の環境として利用はするけれども、その維持には関心を持たない。こういった店舗が出てきてしまうと、雰囲気は急激に悪化してしまいます。
そういうときにどうするのかというと、マチグヮーには様々な組織がありまして、通り会が中心となって環境を守ってきたわけであります。人付き合いの中でお互いのために我慢するところは我慢していこうよというような形で共存してまいりました。
しかし、強制力というものはありませんので、お願いベースの注意にとどまります。付き合いが浅くて通り会にも入っていないお店の場合には、なかなかコミュニケーションがうまくとれないことも出てきます。特に、昨年から続くコロナ禍で休業する店舗、閉店する店舗が増えて、マチグヮーの様子は大きく変わってしまいました。店舗が空くとすぐに飲食店が入ってきます。飲食の需要は旺盛なのですけれども、その中ではすぐに閉めてしまうお店もあります。そしてサイクルが早く回転してしまうと、マチグヮーコミュニティとのつながりが薄い店舗も増えてまいります。
マチグヮーの自治が届かない店舗が道路の真ん中まで客席を広げて接客をし、酔客が増えると大きな声で騒ぐこともあります。そういう様子を見て通行人はその場所を、その通りを避けるようになってしまいます。緊急事態宣言を受けて酒類の提供を控えて時短営業をしているお店のそばで明け方まで騒ぐところもあると、その夜の喧騒が朝になってまちに大きなごみを残す様は、マチグヮーの魅力がどろどろと溶け出しているような感じがして、私はすごく暗い気持ちになってしまいます。
しかし、その流れを止める方法がまだ見つかっていません。これはマチグヮーの事業者だけの問題ではありません。那覇市が大事にしてきた文化の危機だと思っています。それをまず共有した上で保健行政について質問いたします。
飲食店の開業に当たっては、施設の見やすい位置に掲示する必要がある営業許可書というものがあることはよく知られていると思います。それ以外にも様々な許可が必要となりますが、それらの申請が出されていない店舗があると、火災などいざというときの備えがないまま被害が大きくなってしまったり、周辺環境に悪影響が出たりします。そこで保健所で他の許可についても確認ができれば、その他の申請漏れというものも少なくなるのではないかと思いまして質問いたします。
(1)飲食店の開業に当たって、保健所以外の手続がされているかを確認しているのか伺います。
食品衛生法第55条の規定によりまして、営業許可の申請に係る施設が、都道府県の条例で定める基準に適合する場合は許可をしなければなりません。保健所においては、公衆衛生と直接関連性を持たない基準について、指導監督する権限がなく、他法に基づく規制等はできません。しかしながら、飲食店開業後に他法令に係るトラブルの発生を把握していることから、生活衛生課のホームページで営業許可の手続として、事前に建築指導課、上下水道局及び消防局予防課へ確認するよう促すとともに、窓口においても上下水道局やなはまち振興課及び消防局予防課が作成した飲食店開業に係る注意喚起のチラシを提示しているところでございます。 ありがとうございます。保健所の範囲外のことについて権限を越えて確認することは難しいというところで、チラシの周知などをされているということでしたけれども、申請者の申請漏れがないように、申請を促す意味でチラシを配布しているとすれば、そこで何かチェックシートのようなものを作って、保健所での申請の際に配布して申請者が忘れる、漏れがないようにすることができないか、見解を伺います。 現状において他法令を、消防であったり、そのほかの部分といったチェックリストの作成はやっていないんですけれども、今後、関係部署とこの辺は検討してまいりたいと思います。 ありがとうございます。課題は既に把握されているということで、現状の業務の外になってしまうとは思うんですけれども、ぜひ関係機関と意見交換をして必要な許可を取っていない店舗が少しでも減るように力を合わせていただきたいと思います。
次にいきます。
(2)屋外客席の設置についての届出や基準はあるのか問います。 飲食店等の営業施設の基準は、食品衛生法の参酌基準を基に沖縄県食品衛生法施行条例において定められております。当該条例において、客席に係る基準は定めておりません。したがいまして、屋外客席の設置に係る届出や基準はございません。また、屋外営業及びキッチンカー等で営業を行う場合にあっても、同様に客席や出店場所についての基準もございません。 現状のところではないということでした。道路の使用については道路管理課とかが担当になると思うんですけれども、そもそもお店の規模に適した客席の状況になっているのかどうか、そういった客席の管理などもお店がしっかり責任を持ってされているのかどうか、そういったことは当然確認していかなければいけないと思っています。
しかし、那覇市では水に関する基準ですかね、そういったものしかないというところでした。
以前から問題となっているトイレの件も屋外客席の件も保健所が担当になるんじゃないかと思っています。当事者意識を持ってしっかりと対応していただきたいと思います。
次に、2.消防行政についてです。
防火対象物となる施設を運営する場合に届け出なければならないものとなっています。新築の場合など忘れにくいと思うんですけれども、空き物件を借りた場合で用途が変更された場合などもあります。そういうときでも申請を忘れずにしなければいけません。
質問です。防火対象物使用開始、または変更届出書が出されているのか、どのように確認しているのか伺います。 御質問の防火対象物使用開始(変更)届出書は、一般住宅以外の新築時または既存の建物で用途変更され、消防用設備の設置及び整備がなされた場合には、那覇市火災予防条例第57条の規定により、建物の使用開始の日の7日前までに、その旨を消防署長に届け出なければならないと定められております。届け出がなされた場合、当該建物に立入検査を実施し、設備の設置状況や防火管理等について確認を行っております。
なお、届出のあった防火対象物については、消防OAシステムで防火対象物台帳として管理しています。 届出制になっておりますので、届出がない分に関しての確認というのが現状、するすべが今のところはないのかなと思っています。これは飲食だけではなく、多くの届出がなされる中でのものなので、このマチグヮーだけとか、飲食だけを特に特化して調べていくのは難しいかなと思うのですが、届出が漏れている店舗がないかということについては注意をしていただきたいと思います。
次に、前田議員や宇根議員からの質問とも関連しますけれども、治安についてです。
先日までの答弁の中では、めんそーれ観光振興条例で指導の対象としている迷惑行為に屋外での飲酒、または騒ぐ行為などは含まれていないということでありました。それでは、騒音、振動、ばい煙、汚臭や汚水などの公害に対応する部署の環境保全課のほうがどうかということで質問したいと思います。
3.マチグヮーの治安について。
コロナ禍で中心商店街の治安の悪化が心配されています。
(1)衛生や騒音の苦情についてどのように対応しているのか伺います。 環境部の対応についてお答えいたします。
ポイ捨てや不法投棄につきましては、現場確認を実施し、排出者が特定できれば直接指導し、不明な場合は施設の管理者に処理するよう指導しております。また、生活騒音や営業騒音などにつきましては、市民等から苦情や相談を受けた際には、現場確認を実施し、その原因者等が特定できた場合には、周辺住民等からの苦情や相談内容をお伝えし、対策をとるようお願いをしております。 お願いをしているというところで、なかなか現状の規制の中ではこういったことに対してはお願いベースでお願いするしかないわけですけれども、迷惑をこうむっている市民がいて、民家が近い場合にはいいですから移動するというのもそう簡単にいかないのでずっとストレスにさらされる状況が続くわけです。通る人からすれば、その通りがうるさい、怖いということで通らなくなってしまうというおそれが出てくるわけですね。
調べたところ、他市の事例、私も教えていただいたいのですが、千葉県の君津市というところには環境保全条例がありまして、その中でちょっと読みますと、「市長は、飲食店営業等に係る深夜等における騒音が規制基準に適合しないことにより、当該騒音が発生する場所の周辺の生活環境が著しく損なわれていると認めるときは、当該飲食店営業等を行う者に対し、期限を定めて当該騒音防止方法の改善、当該営業の時間の制限、その他必要な措置を講ずることを命ずることができる」とあります。
こうした条例も今後視野に入れて関係部署と相談していくべきじゃないかと思うんですけれども、見解を問います。 生活騒音や営業騒音につきましては、苦情相談の内容に応じて適切に対応しているところでございます。一方、マチグヮーの治安維持の観点からみた場合、市民生活を守る迷惑防止等の視点、道路等の公共施設の管理者との視点など、様々な視点から検討する必要があり、本市においても複数の部局が関係してきますので、どのような視点を重視して取り組むべきか、関係部局で議論していく必要があると考えております。 課題は共有されているかと思いますので、それぞれが持っている材料を出し合ってぜひ何ができるか検討を深めていただきたいと思います。
部署が変わるかもしれないのですが、(2)警察との連携について伺います。 お答えいたします。
市民生活安全課では、今年の3月、騒音、けんかなどの迷惑行為についての相談があり、警察や通り会の方々とも連携し、場所が私有地であったことから、フラワーポットや警告文を設置するなどの対応をいたしました。今後とも相談があれば関係部署と対応するとともに、警察へパトロール強化の依頼を行うなど連携してまいりたいと考えております。 警察が対応していただける場合があるということで、そういったところはぜひ協力していただきたいと思いますし、それに至らない民民で解決できれば、地域の課題を地域で解決できれば一番いいのかなと思いますので、そういったところも協力していただきたいと思います。
なかなか抜本的に何か対策をするというのが難しい状況で、さらにコロナ禍でそれがどんどんひどくなっているということで、今回、中心商店街連合会のほうからも陳情が出ております。
那覇市が何を大事にしたいのか、関連部署、これは多岐にわたりますので、マチグヮーという那覇の大切な文化を守るために考えを共有して対策を考えていただきたいと思い、質問いたします。
4点目、マチグヮーのまちづくりについて。
マチグヮーの魅力維持や治安維持の観点から、ルールについて話し合う場の創設が求められております。商業のみならず横断的な議論をするために、市も積極的に関わるべきであります。見解を伺います。 お答えいたします。
マチグヮーの魅力維持や治安維持については、様々な立場の方々により横断的な議論も必要であり、その場合においても、商業者の集まるマチグヮーのコミュニティ組織として、商店街や通り会は重要な役割を担っていると考えております。
このようなことを踏まえ、経済観光部としましては、なはまち振興課が主催し、なは商人塾にて毎月開催しております那覇市中心商店街事務連絡会を通じてマチグヮーの魅力維持や治安維持についても商店街・通り会の代表者や那覇商工会議所、警察や県、沖縄総合事務局など、関係する方々で意見交換していただくことを考えております。
また、その他、市民文化部が所管する那覇市安心安全で住みよいまちづくり推進協議会や那覇警察署が事務局を担う那覇地区安全なまちづくり推進協議会などの既存の関連する協議会に必要に応じて商店街・通り会をオブザーバー的な形で参加させていただくことなどの手法により、情報共有等が図れないか等についても調整してまいりたいと考えております。 ありがとうございます。那覇市中心商店街事務連絡会議を本市が主催していて、その中であればいろいろな主体が参加して協議ができる枠組みができるだろうということで、既にあるということでありましたら、ぜひ活用していただきたいと思います。大事なところは、先ほど来、見てきたように、市のほうで規制できる形にはなっておらず、かといって市民、マチグヮーの有志で解決しようとしてもなかなか難しい状況があるということです。コロナ禍で話し合いの場を持つことも容易ではありませんけれども、これは早急な対応をお願いしたいと思います。
そしてなはまち振興課が事務局的な役割を担って話合いの場を設けても、その先の担当課、先ほど質問にいろいろ答えていただきました保健所とか消防局、水道局、道路管理や環境保全、観光課とか、いろんなところはあるかと思います。課題に当たるそれぞれの部署が主体的に中心商店街の皆様と協議をして解決策を見出していただきますようにお願いを申し上げます。
次も関連するのですが、5番目、文化行政についてであります。
新文化芸術劇場なはーとが中心市街地に位置する意義について伺います。こちらは関連しますので、一括して質問いたします。
(1)文化芸術の振興の観点から。
(2)経済観光の振興の観点からの意義についてよろしくお願いします。 お答えいたします。
文化芸術振興の観点から、なはーとが中心市街地に位置する意義についてお答えいたします。
本市においては、那覇市の発展及び中心市街地の活性化、公共交通促進策や周辺地域及び経済などへの波及に寄与するなどの観点から、久茂地小学校跡地がなはーとの建設地として最適であるとし、建設工事を進めてまいりました。
当該施設が立地するエリアは、モノレールやバスといった公共交通機関の利便性が高く、周辺地域には市民や県内外から多くの人が訪れるマチグヮーと呼ばれる商店街などもあることから、多くの人が身近に文化芸術に触れることができ、多くの人になはーとの魅力を届けることができる有意義な場所にございます。
また、なはーとは沖縄独自の文化の継承・発展と新たな文化芸術を創造し、発信するほか、文化芸術の多彩な力を教育や福祉はもちろん、観光や経済、国際交流など様々な分野へ波及させる役割も担っております。文化芸術には人々の創造性を高めることや相互理解の促進、また多様性を受け入れることができるなど、多彩な力を持っているものと認識しております。
なはーとが中心市街地に位置する意義といたしましては、文化芸術活動を通して市民などの創造的な対話が進み、中心市街地に集まる人々の交流が深まることによって互いを理解し、心豊かな地域社会の形成に寄与するものと考えております。なはーとが行う事業において、地域と連携した活動を通して新たなネットワークやコミュニティの再生、構築に努めてまいります。多様な文化を創造してきた中心市街地の活性化に資するよう「地域文化を創造、発信する」、「優れた文化芸術に触れる」、「育て、交流する」の基本方針の下、これまで以上に文化の振興・発展に鋭意取り組んでまいります。 (2)経産観光振興の観点からお答えいたします。
なはーとにつきましては、宿泊施設が多く所在する本市において、モノレール駅が近く、公共交通も充実している中心市街地に位置しており、経済効果の高い宿泊を伴うMICE誘致の核になるものと考えております。なはーと単独でMICEの開催が可能であることに加え、周辺ホテルの会議施設などと連携した大規模な開催ができることから、都市型MICEの誘致に資するものだと認識しております。また、コンサート等のナイトコンテンツの提供施設として経済効果も期待されるとともに、近隣の飲食店や土産品店の利用が期待できることから、中心市街地の活性化並びに本市の観光振興に資するものだと考えております。 ありがとうございます。文化芸術の面では、ただの市民会館ではなくて劇場であるということが特に強調されているのかなと思います。文化芸術の劇場であるという意味について繰り返し行政内部でも、また市民にも説明していただいて、活用を図っていただきたいと思います。期待しています。
そして観光の面でも立地を生かした都市型MICEであったり、ナイトコンテンツの充実など、文化芸術を振興する文化の殿堂である場所と、商業的に有効だろうというところのバランスだとは思うのですが、その強みを生かして都市型劇場としてしっかりと発展させていただきたいと思います。
中心市街地にできる意義についてなんですけれども、やはり首里でもなく小禄でもなく久茂地にできるという意義をしっかり考えていただきたいと思います。
文化芸術の面、経済観光の面について答弁をいただきましたけれども、副市長にも再質問をしたいと思います。今答弁いただいたことに加えて最初に申し上げたように、中心市街地はコロナ禍で大きなダメージを受けています。そこからの回復に向けて、公共施設に期待されることは大きいと私は考えています。マチグヮーの環境をどのように守っていくのか、その要石に文化芸術の殿堂であるなはーとはなれるのではないかと考えております。
国際通りをはじめとした中心市街地に人の交流、文化の交流をきっかけに経済的な潤いをもたらすことも求められていると思います。
コロナ禍という現状も踏まえて、今このタイミングでなはーとが久茂地にできる意義について担当副市長の見解を伺います。 お答えいたします。
まずもって、なはーとの中心市街地にあるという面ですね。沖縄県内を見てもこんな中心市街地のど真ん中にこういう文化施設があるのはあんまりありません。例えばサントリーホールは赤坂の一丁目にありますけれども、そういった都心型であるというふうに認識をしています。ですので、今経済観光部長、それから市民文化部長から答弁を申し上げたように、これは経済と文化の面から相乗効果をもってお互いの役目を果たしていくというところが重要かなと思っています。
市長もさきに、器に魂を込めることがこれからの私たちの仕事だという旨の発言をされております。ですので、両部を預かる副市長としては、この辺を主眼に置いてこれからの行政を進めていければいいなと思っております。以上です。 ありがとうございます。建設に当たっては、地域からの様々なことで地域コミュニティが引き裂かれるような状況もあったわけですけれども、ぜひなはーとができてよかったと思っていただけるように鋭意尽くしていただきたいと思います。
最後に、市政情報の発信についてお伺いしたいと思います。
本市のホームページで日々更新される情報が多く、市民が知りたいことにたどり着けるように、デザイン上の改善が求められていると考えます。課題と今後の取組を伺います。 本市ホームページでは、県内で新型コロナウイルスが確認された当初から、緊急情報として関連する様々な情報をトップページに掲載してまいりました。ワクチン接種など市民の関心が高い情報を優先しておりますが、日々新たな情報が追加され、また、いずれも重要であることから、おのずと情報量が拡大しております。
一方、情報の多さから、見づらく探しにくい状況にあることが課題であるとも認識をしております。トップページを含め、市民が知りたい情報にいち早くたどり着けるよう、情報を集約、整理するなど必要な改善に努めてまいりたいと考えております。 ありがとうございます。やはり緊急情報が出た当初はすごく分かりやすくてよかったなと思うのですけれども、時間にたつにつれて何が最優先で何を最初に見なければいけないのかというのが、だんだん分かりにくくなっていくところなので、情報としては違うかもしれないけど、似たような項目に関してはまとめていくとか、特に大事なことに関しては大きく押したり、一部の方に注意を払っていただきたいものに関しては少し小さくしたりとか、そういう工夫などがぜひ必要になってくるかと思います。
ホームページリニューアルの際には業者さんも入れていろいろな整備をしたと思うんですけど、運用していく中でだんだん変わっていくところがあるかと思いますので、大きなアップデートみたいなものは必要としないまでも、デザイン上の見た目の変更とか、そういったところで外部のアドバイスなどもいただくようなことが今後必要になってくるんじゃないかなと思っています。
再質問です。デザイナー等へ外部委託をし、外部の目でデザインの見直しのアドバイスをもらってはいかがでしょうか。見解を伺います。 外部委託によるアドバイスをいただくということは、1つの手法であると考えております。他方、本市のホームページは情報更新を迅速に行う観点から、専任の職員ではなく、各課の職員が直接入力することのできるCMSというシステムを採用しております。また、システム上、直接トップページに画像が貼り付けられないというような制約もございます。このため、外部のアドバイスが物理的にシステム上、反映できるかどうかといった点も確認を要するものだと考えております。
いずれにいたしましても、ホームページを見やすくするということは強く留意すべき点でございますので、御提言の外部委託を含め、幅広くその手法を模索してまいりたいと考えております。 ホームページは電子上の市役所でもあります。ホームページは市役所の顔でもありますので、ぜひ市民が知りたいことに素早くたどり着けるように、そしてぜひユーモアも忘れずに、またのぞきたくなるような親しみやすいホームページを目指していただきたいと思います。以上です。ありがとうございました。