今日は那覇市議会7月臨時会でした。

議案が1件、報告が3件ありました。 議案は訴えの提起について

今回は非常に専門的な内容で 判断に悩みました。概要としては 那覇市が訴えられた裁判で 一審で敗訴したため、その控訴を したいというものでした。

新聞等でも報道されておりますが 小禄の陸上自衛隊那覇駐屯地と 航空自衛隊那覇基地 大阪航空局那覇基地（空港用地） の固定資産税を多く徴収して いるとされ、過大徴収2400万円 の支払い命令が出されたものです。

判決ではこれらの土地の固定資産 税は、所有者が自由に活用してい る土地ではなく国が管理している ことに加え、返還される具体的な計 画がないことなどから、那覇市の 裁量で施設ごとに固定資産税を 計算するのではなく一括して計算 すべきものであった。 とされており、裁量権が市にある ものではない（市が固定資産税を 個別に評価していいというもので はない）ということで法的な義務 違背があったとされています。

一括して計算すべきところを個別 に計算し、過大に徴収していた ことが法的な義務違反となるのか ということが、今回の控訴の要点です。 控訴しても、那覇市は敗訴となる かもしれません。しかし、那覇市の 行政手続きが法的な義務違背と まで言えるものなのか？という ところで那覇市は争うわけです。

「那覇市に裁量権が認められる 案件ではない」ということで確定 するのか、「那覇市に裁量権は あったけれども、それを逸脱した 判断であったので是正すべき」 というものだったのか、那覇市の 行政手続きの姿勢に関わる問題 ですので、疑義を明らかにする ためにも、今回は私は那覇市の 控訴の提案に賛成しました。

これにより発生する地権者への 返還の遅れや訴訟費用の増大 なども課題としてありますが、 非常に厳しい判決であり、 那覇市の認識を適切に 改めるためにも司法の場 で徹底した議論を尽くす 必要があると判断しました。

採決の結果は、出席31人 賛成21人、反対10人で賛成 多数により可決されました。

臨時会終了後には、会派の 結成届などを提出し、いよいよ 新しい任期に向けて議会も 動き出します。

個人的には 選挙が終わり、選挙関係の 事務手続きなどと並行して、 政治活動もいろいろと 動き出しております。 ラジオも収録再開しましたよ。

こまめなブログの更新を目指 してスマホにアプリを入れまし たが、全然慣れないので まだまだPCからですね。