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4月臨時会が閉会しました。

いわゆる「龍柱」に関する補正予算が可決されました。

先週から会期を延長して全員での龍柱の現場視察、集中審議 そして昨日が総括質疑と予算決算常任委員会での表決 そして今日が最終本会議で委員長報告を受けての採決でした。

これまでの議論で今回の工事が遅れた責任は業者にあるとの答弁は 変わらず。 昨日の予算決算常任委員会の表決の前に、公明会派から修正案が 出されました。一般財源からの持ち出しを極力抑えるために、現在の 完成までを一括して発注するのではなく、柱の作成のみを先に行い 後に周辺整備事業として、別の交付金や助成金なども活用できないか 検討しながら進めていく、という趣旨の案でした。

先延ばしにすることで、当座の出費は減りますし、柱が完成すれば中止 した時のような交付金の返還もないだろう、と、原案に比べれば現実的な 案ではないか、と思いました。 原案に反対したところで、賛成多数で押し切られるのであれば修正案に 賛同する、というのも手だと思い悩みましたが、そもそもこの修正案 に賛同すると、作ることそのものを認めてしまうことになるため、 協働によるまちづくりの観点から納得できない事業であるため 修正案にも原案にも反対しました。

今日は昨日の委員会採決までの流れを予算決算常任委員長から 報告があり、(予算決算常任委員会は全員で構成されますので実質 メンバーは変わらないんですけどね。予算決算常任委員会は知念博 委員長で、本会議では金城徹議長という違いはあります)報告に対する 質疑は、昨日全員で議論してますので今回は質疑はありませんでした。

そのあと議案に対する討論として、私も登壇し「協働によるまちづくり」 とはかけ離れた事業であり、それもこのサイズの、この耐用年数の 「那覇の新たなランドマーク」とまで言うものを造るべきではない旨を 表明しました。 (本日の議会の動画もじきに上がると思いますので、その時にリンクを貼りますね。)

そのあと新風会の金城シントク議員から賛成討論、無所属の会の 前泊美紀議員から反対討論、日本共産党の前田ちひろ議員から 賛成討論が行われ、議案の採決に臨みました。その際に、昨日 修正案を提出した公明会派から原案に対して表決に参加できない 旨の発言があり退席。自民会派からは、未だ明らかになっていな い疑義もあるなかでは表決できないという旨の発言があり退席。

そして議長を除く26人での表決となり、24対2の賛成多数で可決 されました。その後、原案に対する付帯決議についても表決があり 同じく24対2で可決されました。

付帯決議は今後の安全管理の徹底やこれ以上の工期の延長が ないような管理の在り方、そして建立後の活用について力を入れ、 経済発展に資するための取り組みを行う事などが盛り込まれていました。

今回の議案が可決されたことで、龍柱の建設は事業の完遂に向 けて動き出します。これから入札に向けた準備をして、工事の着工 が夏頃で年内には完成の予定です。

市民から愛されるランドマークになりえるのか。市民との信頼関係 で言えばマイナスからのスタートになりそうですが、協働によるまち づくりがこれ以上引き裂かれることがないようにしなければなりません。

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