投票に迷う人は「迷い方」から考え直すと決められる のではと思っています。全く考えずに投票するのはどうか と思い、考えすぎて立ちすくむことは誰でも経験あるのでは ないでしょうか。絡まった糸は無理に引っ張っても解けません。 落ち着いて悩みましょう。
まず「人間が立候補している」ということを認識します。 人間どこか欠けていたり、違うところはあるものです。 あなたが「政治家」に何を求めるのか、譲れないところは どこなのか、もう一度考えてみてはいかがでしょうか。
選挙の時の政治家が胡散臭いとか信用できないというのは 候補者の問題も大きいと思いますが、言ってみれば 「四六時中面接を受けて暮らす」ようなのが選挙ですからね。 ご自分の進学や就職の面接ではどうだったか思い返していた だけると分かると思いますが、かなり背伸びしてます。 一番いいところを見せようと必死です。それを責めるのは 酷だなと思いますし、いろいろ差し引いて考えることが賢明 だと思いますよ。
正しい選択、のような「正解」はありません。 選挙はあくまでも代表を決めるためのものであり、選挙後の 動き方次第で望んだ結果になるのかは変わってきます。 選挙はスタートの話です。選ばれた代表が結果を出せるように 「変わること・変わらないこと」を応援する県民がいなければ その動きは潰されてしまうかもしれません。 「誰を選ぶのか」は重要ですが、その後の展開まで即座に決まるもの ではないことは頭に入れておかなければいけないでしょう。
あなたが候補者を選べない理由について掘り下げて、不安を小さく してみてはいかがでしょうか。 難しいことを考えようとすると、人間は思考停止して触りたく なくなります。大きな不安の塊を割っていき、メモをしながら 考えられる大きさまで小さくします。 関係ないことで例えると、 「友達がいない」→「友達がいないと困ることは何か」、 「友達になりたい人はどこにいるのか」「嫌われると困る友達は 友達か」・・・などになって、そのうちのいくつかは答えが 見えて、これは!と思うことに行きつくのではないでしょうか。
選挙は自分が立候補するのでもなければ、迷って当然です。 それでもそうやって代表を決めることが他の方法よりマシである と決めた社会で暮らしている以上、そのルールに則って各人の 理想的な明日をつくるための一票を託してほしいと思います。
白票も意思表示ですが、それでは何も変わらない。それなら ブログやSNSで「今回は選べないなぁ」と呟いて保険をかけておいて 最後の最後はやっぱり誰かに投票するほうがおすすめです。 あなたが誰に投票したのかは秘密投票ですから誰にもわかりません。 一人を選んで投票するって、何か大げさなことのようですが、 何も悪いことをしているわけではないのですから、誰を選んでも いいんですよ。過度に恐れる必要はありません。 そして誰に入れたのかを4年後も憶えていられるように自分だけが 見える所にメモをしておくのをおすすめします。 そうすれば自分の悩んだ過程が蓄積されて次回は少し、 迷わないかもしれません。