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視察5日目 滋賀県大津市 まちづくり推進条例について

朝、岡山を出て、京都駅へ、そこから滋賀県の大津市へ入りました。

今日は「まちづくり推進条例」について勉強しました。

なぜ条例にしたのか?その理由は 「普遍的な考え方として示し、職員が誰で あっても同じように対応できるように考えた」 からなのだということでした。

視察3日目の新宿区の公契約については、見直しがしやすく、考え方を示す 「指針」でも実効性が担保されているという理由で条例ではありませんでしたが、 今回は「協働」という言葉の定義といった普遍的な内容であり、市の姿勢を 強く打ち出すという意味からも条例というかたちが適していたわけですね。

平成13年に総合計画の「まちづくりの姿勢」に「市民と行政のパートナーシップ」 というのを掲げて、市民活動の拠点作り、協働の専門部署の設立 庁内組織の立ち上げ、協働のルール策定、それからようやく 「結の湖都」協働のまちづくり推進条例の制定です。

現在では 市民活動を応援するために、団体立ち上げ支援などを目的とした パワーアップ市民活動応援事業や

地域課題を地域、事業者、行政が一体となって解決にあたるために 事業提案を公募して行政の予算編成に一緒に取り組む テーマ型提案事業

を展開するなど、協働という手法を実践していくための下地作りから 丁寧に積み上げてきているなと感じました。

那覇市も「協働」を掲げておりますが、庁内での意識の共有のためにも 「言葉の定義」や「ルール作り」を再度徹底するところから始める必要が あると思いました。

また、協働のコーディネーターの必要性を感じているというところは 私も同じ考えなので、やはりそういう地域と行政をつなぐ、企業と 市民をつなぐ、企業と行政をつなぐコーディネーターを育成する 必要があるとあらためて感じました。

そのあとは市民活動センターに行き、現場のお話を聞きました。

ここは商業施設を市が買い取り、福祉関係の施設を多数入居させて 市民が集まりやすい環境をつくっているのはいいなと思いました。

例えば男女共同参画センターが、市民活動センターと同じフロアにあるため イベントの案内や団体との橋渡しがしやすいなど、1か所に情報が集まっている メリットは大きいわけです。

お話を聞いた感想としては、率直に、指定管理の在り方について財政的に かなり厳しい条件で運営されていることが気になりました。 職員が活き活きと働ける環境がなければ、息の長いサービスの提供は 難しいと思いました。自主事業も始めたばかりということでしたので 今の条件では厳しい部分は条例の改定などでセンター運営の自由度を高めながら、 いかに自主財源を確保できるのかが今後の課題になるのでしょう。

年間の維持費などはかなり大変だと思いますが、駅から近く、市民が利用し やすい施設なので、がんばってほしいです。若者がセンターで働きたいと 思えるような形になればいいなと思いました。

さて、那覇に戻って一息ついたらこんな時間に。 全体の総括などは明日以降にしたいと思います。

来週の水曜日1月29日はクラゲサロンです。 このなかで、今回の視察の報告などもさせていただきますので 是非ご参加ください。

◆第7回クラゲサロン◆ 期日:1月29日(水) 時間:20時~ 参加費:100円※今回はお餅を焼いてみますので、そのお金です。 参加の申し込みは不要ですが、ご一報いただけると助かります! お申し込みはinfo@nakamurakeisuke.com までおねがいします。

今日のおまけは、帰りの関西国際空港へ向かう「はるか」の車窓から

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