まぁでもそのぶんいろんなテーマで話ができました。
今日はたこ焼きを食べながらのサロンでした。
今日は、来週から始まる臨時会の議案でもある 龍柱についても話をしました。
一括交付金を利用して建設を予定していた ものが、工事が遅れて完成が見込めず、 これ以上一括交付金を使っての事業継続が 難しくなっております。
途中までは造っているものですから(パーツは 届いているのであとは組立と周辺整備の部分) 残りの工事を一般財源(その他の事業にも使え るお金であり、教育や福祉、文化事業にも当然 使えるお金)から1億円以上追加して完成させる のか、という議案です。
と言っても、那覇市潤沢にお金があるわけでは もちろんなく、急にお金を用意できるわけでは ありませんので、財政調整基金と呼ばれる基金 を取り崩して対応したいとのこと。 財政調整基金は、収入が多い年に貯めて、足り ない年に補てんしたり、災害など急な支出にも 対応できるように、財政のバランスを取るための基金です。
この龍柱は建設前から「協働によるまちづくり」 とは程遠い計画だと感じていたこともあり、(過去の記事) よく思っておりませんでしたが、改選前の議会で 承認された事業であるため(数回に分けた工事の 度に議会の承認が必要だった) 補正予算については私も承認してきました。 つぎ込むお金が多いほど当初で承認されたら よほどのことがない限り事業は止まりません。
しかし、予定していた工期に完成しないうえに 様々な使途に使える一般財源を投入してまで造る のかというと話は違ってきます。 やめるべきだ。と思うわけですが
続けるメリットについても少し考えましょう。 ランドマークとして那覇の新たな観光スポットとして 活用を図る。
というのであれば、やはり総合的な計画が不可欠です。 造ってから考えよう、というのでは場当たり的すぎますよ。 一括交付金の初年度の事業なので、さまざまな制限がある 中で活用を考えたことは理解しておりますが、口約束や夢の 話ではなく、市民と一緒になって若狭地域を将来どうして いくのか、計画を作るべきでした。
つまり判断する今の時点で、うまくいく可能性に賭ける 根拠がないのです。 いたずらに傷を深くしてまで、何が何でも造らなければ いけないようなものではありません。
しかし、そこでまた問題があります。 事業を中止するとなると、事業に係る一括交付金の 返還(1億円以上)と、建設場所を更地に戻すための 費用として数千万かかるそうです。
進むも地獄、退くも地獄、というような状況で さらにこの事業は福州市との友好のシンボルの 事業でもありまして、事態は複雑になっています。
ここは決断が必要です。 事業を止めて、更地に戻すための費用を1円でも抑える 方法を考えましょう。 そして福州市との関係はモノでなくても別の交流事業も あるわけですから、今回は工事の進捗遅れによる 予算確保が困難であったため中止にせざるを得なかった と、ありのままを説明するしかないと考えます。 無い袖は振れない、ですよ。
なぜこうなったのか、 責任の所在を明らかにする必要はありますが 責任逃れのために事業が継続されてしまって ただでさえ上手くいかなかったスケジュールを 無理に立て直して、また工期が延びて、またお金が 必要になる、ということは絶対に避けなければなりません。 責任問題で市民にしわ寄せがいく事がないように 冷静に、話をしなければなりません。
あとは今日説明会があった第一牧志公設市場再整備事業 の基本構想についての話や、議会報告、議会だより についても話をしました。
次回はまだ何を食べるか決めておりませんが 5月下旬に開催予定です。