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生きていくこと

亡くなった祖母のお姉さんと、その幼馴染。 幼いころ、とにかく物がなく、食べ物もあまりない時代。 みんな支えあって育ってきたそうだ。 妹の、幼馴染の「孫」が政治家を志たことを、とても喜んでくれた。 近所の誰誰さんにも紹介しよう、どこどこにも行かないと!

地域の住民はみんな顔見知りで、一緒に生きてきた仲間。 こういう距離感は、時代なんだろうと思う。

いいことだけではないと思うけど、それでもいいなと思う。

「私たちみたいに歳とってしまうと、友達も少なくなってしまったけど あなたには友達がいっぱいいるもんね。大丈夫よ。」

若いから友達がたくさんいるのだ、というのは 歳を重ねるにつれ、多くの友人を見送ってきた方だから出る意見なんだと思う。 友人が増えるのと、減るのとのバランスが逆転してしまう時がいつか来るんだ ということは想像することはできても、心もちまではわからない。

これまでに会った人は、これから会う人以上に、大切なのだろう。 長さという意味ではなく、自分を自分たらしめる存在として。 つながりの中で生かされているということを、あらためて考える。

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