さて、突然ですが「無所属」というものについて 少し書き残しておきたいとおもいます。 というのも、最近よく尋ねられるので説明しておかなきゃと思った次第です。
いくつか「無所属」が使われる分け方がありますので全部説明します。 ●政党 中村圭介はどの政党にも属していません。 どの政党の党員でもありません。無所属です。
●会派 市議会の中には会派というグループがあり、 政党や思想が近い人で構成されます。 たいていは政党に入っていない「無所属」の人も 何かしらの政党と同じ会派に入っています。
那覇市には残念ながら無所属だけの会派はないため、 私が入りたい会派はありません。 私は無所属の人だけで構成される会派があれば参加したいと思いますが、 そうでなければどの会派にも属しません。 ●保守・革新 ここは中立というかな?まぁ無所属です。 つまり保革どちらかの立場に立って判断することはありません。 是々非々(いいものはいい、ダメなのはダメ!)で各議題について判断します。 ●市長派・反市長派 もちろん是々非々ですよ。全員でチェックするんでしょ。 この分け方おかしいと思いませんか? でもあるんですよ。
議会は最終的には多数決だ!数の勝負だ! というのもわからなくはないですが、 それで住みやすいまちに近づくとは思えない。
党勢(グループの勢力)拡大に奔走して、議案を通すために 駆け引きして・・・。そりゃあ政治離れも起きますよ。 しかし、情勢は大きく変わってきています。 昨年の12月に那覇市議会基本条例が成立して 市民に開かれた議会を目指して、市議会は変わろうとしています。 この2月議会からは、市議会の様子がインターネットでも見られるようになっています。 那覇市議会のインターネット中継のページ http://www.naha-city.stream.jfit.co.jp/
この条例の前文には 那 覇 市 議 会は 、会 派 及 び 議 員 個 々 の 立 場の 違 い を 超 え て 、執 行 機 関 の 監 視 及び 評 価 機 能 の 強 化 拡 充 を 図 る とあります。変わらなきゃ。 「どのグループが言ったのか」で決まってはいけない。 市民がちゃんと見られる環境が整ってきているのです。
地方自治体は国会のように議院内閣制ではなく、二元代表制なんです。 与党も野党もなく、市長も議員もみんな市民の代表なんです。 政党間の争いに市議会が拘泥するのはおかしなことです。 議会が変わるには無所属がもっと必要なのです。 我田引水っぽくなってしまってすみません(笑) でもね、私は小さい頃からどんな政治家がいたらいいかな? って考えてきた結果、無所属でなければと思い至ったのです。
だから無所属なんです。