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大分県3日目。映画『100年ごはん』から考える。

100年ごはんにも登場したカフェ「クランク・イン」へ行き、その後上映会、懇親会という流れでした。

府内城まで散歩したあとは、帆足家の富春館へ。 とても素敵な佇まい。 向かいのデリで購入したごぼうパン。 そしてごぼうコーヒーです。美味。

そのあと、石仏群を見学するために移動して昼食。 期間限定で蓮料理が食べられるということで郷膳うさ味へ。 蓮の花茶に始まり、目と舌と身体が喜ぶ料理が続きます。抜粋して。

食べるのに気を取られてしまい、だいぶ時間が経ってしまいましたが石仏も見学しました! 「食」中心の今回の旅らしい行程です(笑)

その後はクランク・インで少し休憩。 ここがとても素敵な空間で、記念に写真を撮ってもらいましたよ(^^♪

さて、いよいよ上映会。 臼杵市では7~8回目の上映会ということでしたが 20人くらいの人が参加していました。 今日はスイカとトマトと桃のスムージーが付いた上映会、トークショーでした。

昨日の続きで、那覇との関連を考える。

やっぱりこの映画は、はじまりの映画で、臼杵市の覚悟を見せる内容だ。 そして、観るものに解釈を委ねる・・・と、思っていた。 もちろん、背中を見せて、行くか、止めるかは自由とするわけですが、 それは必然と「考える」作業へ巻き込むものだという風に思い直しました。 その巻き込みが混乱を生むかもしれないからこそ、意識的に とても丁寧な上映会を行っているのだと思います。 誰かの映画じゃなくて、「あなた」の映画なんですよ、と。丁寧に。

那覇が土づくりセンターを作れるのか?いや、そういう話ではない。 循環農法を取り入れるのか?とかそういう判断の岐路に立つ状況でもない。 議論の土壌がないのだ。危機感はあるけどね。

那覇の健康は、伝統食文化は、このままではマズイことはわかっている。 ではこの後どうするのか? その決定のための資源は臼杵市と那覇ではもちろん違う。 那覇には那覇の資源、伝統料理や島野菜、産学官民が連携しての 健康事業の実績などがある。

でもまだ結果が伴わない。そこで臼杵市が目を付けた「土」は那覇も 参考にできるのでは、と思う。

『100年ごはん』の中で「葉と根っこがあって、葉ばかり見てはだめだ」 という趣旨の発言がある。 健康にいい食材の消費促進キャンペーン、島野菜のレシピ集など、 作物ができた後のことつまり「葉」に目を向けて事業化してきたと考えると、 それを支える就農や純粋に美味しい野菜が作れる土づくり、流通支援など、 普及を支える「根」に対する仕掛けがもっとあるべきなのではという考えにたどり着きます。

そういう意味で、沖縄の農を支える人々に一度臼杵市で「ほんまもんの野菜」 を食べてほしい。そして土づくりと、「学校給食への地物使用率向上」などの その他の施策についてもみてほしい。 農のプロが自分で体験すれば、那覇に足りないものはおそらくピンと来ると思います。 そのうえで、まず何に取り組むのか、考えることができるのではないかと思います。

臼杵市は従来の方針を転換し、独自の視点で100年後に向かって歩き出した。 その姿を見て、那覇はどうするのか、考えていく場を設定するためにも、 まずは共通の体験を持つ人を増やしていければと思います。 その入り口としての『100年ごはん』なのだということ。 観た後の動きをどう作れるのか、今悩んでも決められないはずなのでまずは観てみることからですね。

沖縄での上映会は呼びかけ人のプラヌラのチカエさんが調整中ですが、 決まり次第こちらのブログでもお知らせいたしますね。 さて、今日もいろいろ考えた一日でした。

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大分県2日目。100年ごはん上映会
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