大分県2日目。100年ごはん上映会
まず大分に行ってみよう!という流れで私も何か力になれればと思い、参加しております今回の訪問。 いよいよ映画を観る時がきました!
上映会は大分市内のシネマ5という映画館で行われ、 キッチン&カフェAlycia(アリシア)から臼杵ほんまもん野菜を使った モロヘイヤのスープとケーク・サレが提供されました。
映画は1時間ちょっとで、ドキュメンタリーとしても淡々とした 部類に入ると思われるほどそのままに、事実の断片を土づくりが目指す 目的に向かって編み上げた映画であり『はじまり』を見せる映画でした。 つまり、答えはないんです。はじまりを観るものに投げかけ、というか垣間見せ、 あなたはどう考えるのか?という問いを促さ な い 観る者に信じる道と覚悟を 見せる映画だと感じました。観っぱなし、受けっぱなしではもったいない 上映後の行動がとても重要な映画だと思います。
今回は上映後に大林監督とシネマ5の田井館長がトークをする中で 問題提起がされたのでよかったと思いますが、沖縄でやるとしたらどういう形が いいかなと考えあぐねてしまいます。
臼杵市は行政が市を挙げて「土を作る!」と決め、それをある程度の市民が受け入れて 市民益につなげる覚悟が見える状態で目指す場所に向かって歩いていけた。 那覇ではそういう「前提」がないうえに、食べるという体験を伴わない「ほんまもん野菜」が 伝わりにくい状態で、臼杵市の覚悟をどう活かせるのか。
那覇は長寿崩壊から食育、農の見直し、沖縄の100年後はどうなっているのか という危機感はあるわけですが、積み上げていく100年のビジョンはまだない状態です。
また明日の上映会でいろいろ考えると思いますが、今日は感嘆と感動の裏に 未来に対しての危機感と不安がよぎる一日でした。