手振りに行く前の時間ですから、まだ通行人もまばらな時間です。 こういう時って自然と挨拶がでるんですよね。不思議です。
ラジオ体操には15人くらいの方がいましたが、多い時は30人を超える のだそうです。有志で毎朝体操して、健康づくりをしています!とのこと。 みなさんハツラツとして、とてもいい活動だなと思いました。 顔を合わせる。声を掛けあえる場所って大事ですよ。
こういうコミュニティが地域を支えているんですよね。
従来であれば、自治会が地域の様々な役割を担っていましたが 加入率が22%程度まで落ち込んだ現在、自治会の役員も高齢化が進み なんでも自治会で対応できるわけではなくなってしまいました。
がんばって自治会の加入率を上げよう!というのもやるべきだとは 思いますが、その前に、自治会の活動内容の見直しや、地域における 役割の見直しが必要だと感じています。
地域の清掃や伝統行事、行政との折衝などは、地域を包括する組織として 自治会に求められる役割があると思います。
しかしこのラジオ体操のように、目的を絞った活動については、有志が 集まって活動するほうが、自治会よりも適していると思います。 これには地域のNPOやお店の常連さん同士のつながりなども入ります。 そういう目的別の集団をゆるく繋いでいって、行政の情報を伝えていく。 また、地域の網の目からこぼれる人を減らすことが大事だと考えます。
「自治会はなんとなく必要な気はするけど大変そう」 とかそういう状況を変えなければ、自治会が再び盛り上がることは難しいと思います。 そういう状況なので、自治会にこだわらずに、横断的に自治会やラジオ体操や 読書会や・・・という形で好きな活動に参加する。その基礎に自治会があれば いいと思います。
自治会は地域の情報発信やコミュニティをつなぐ役割に絞って 自主企画などは有志に任せる。自治会の存続が最優先というわけではありませんが、 地域の核としての自治会の役割はまだまだ大きいと感じていますので、 自治会の支援や役割の変更など、工夫を凝らして地域を元気にする支援が 必要だと感じています。