視察が始まりました。 初日の今日は東京都台東区で 「観光バスの路上駐車対策」に ついてお話しを伺いました。 写真は浅草浅草寺の近くの 現在の様子です。
台東区の浅草地域は日本を代表 する国際的な観光拠点であり、 10年以上前から観光バスの駐車 場や乗降場などの問題に取り組 んできたそうです。
しかし解決策は見つからないまま さらに東京オリンピックの開催が 決まり、観光バスを迎える環境整 備に区を上げて取り掛かったとこ ろであるとのことでした。
観光バスと共生できる環境整備 ~”おもてなし”の心をもって~ を基本理念とした浅草地域観光 バス対策基本計画を策定し、 ・乗降場所の整備 ・駐車場の確保 ・観光バスのコントロール に取り組むことで
区民の安心、観光客の安全 観光事業者の利便性向上、 ひいては観光振興につながる 計画になっています。
来年の一月の運用開始に向け 観光バスが無秩序に入って 渋滞を起こしたりしないよう に予約システムを導入する ソフトの整備と、乗車場所と 降車場所を別々に設けて さらに駐車場を整備する というハードの整備の両方 を並行して行う力の入れよう でそれだけ問題が大きいこと が伝わります。
推進体制として 「台東区観光バス対策協議会」 があり、そこには国・都・交通 管理者、道路管理者だけでなく バス協会や観光事業者、地域 組織など多様な関係者が入って 共通認識をもって進められる 体制がつくられています。 ここには議会も入っており、 (議会では特別委員会を作って 議会を上げて力を入れている そうでした) 区を挙げて解決するぞ!という 熱意を感じます。
今後は 「(仮称)観光バス対策条例」の 制定に向けた検討もするとの ことです。
ご説明いただいた職員さんの 「できるかできないかではなく、 課題にぶつかりながら進んでいく つもりです」という言葉が印象的 で、腹をくくって取り掛かれる支援 体制を作れるのがすごいですよね。
那覇では10月から うみそら公園 を活用した観光バスの待機場の 確保が計画されていますが、 県庁前の渋滞が緩和されるのか 課題はまだまだ多そうです。
那覇市議会も知恵を絞って、 多くの関係者を巻き込んで 一緒に取り掛かれるように 働きかけていくことが必要 だと思いました。
バスベイ設置予定の 浅草小学校前の公園にて
そのあとはバスで長野県へ。 明日は松本市で「健康産業の 推進と市民の健康増進について」 お伺いする予定です。晴れて!