心配でしたが、無事に視察もでき、飛行機は1時間以内の遅れで済みました。 視察最終日は福岡市の動物愛護行政について 東部動物愛護管理センター(あにまるぽーと)の取り組みを 教えていただきました。
福岡市は平成21年に『福岡市動物愛護管理推進実施計画』を策定しており、 この中で 関係者(行政、飼い主、動物取扱業者、市民、動物関係団体) の責務と役割の明確化
市民の動物愛護と管理に対する理解の推進
動物関係団体との連携と協力体制の構築
の視点から「人と動物との調和のとれた共生社会」の実現を目指していくとのこと。
計画が目標とするのは犬猫の収容頭数と殺処分頭数を平成19年の半分にする というものですが、現在ほぼ達成しているため、新たな目標を検討しているそうです。
特に地域猫の活動は那覇も参考にできるところが多いと思いました。 福岡市の地域猫の定義は、屋外で生活しているが、周辺住民の理解を得た上で、 ボランティアグループなどによって不妊去勢手術を施され、トイレやエサやりの 時間など決められた一定のルールに従って、一代限りで飼育されるねこ。
ねこは基本屋内で生活する「うちねこ」なのですが、野良猫とどう共生するのか。 地域で申請を出して、行政といっしょにルールをつくり、ねこと共生を目指す わけです。
ちゃんと申請してルールをつくった地域の猫は、あいぽーとで不妊去勢手術 を市がお金を出してやってくれるそうです。 地域猫の話で問題になる手術費用の負担。あいぽーと職員の獣医さん が執刀するので、新たな財政負担は人件費と実費とのこと。普段の活動でも 収容した犬猫の手術をしているのでその延長で対応できるとのことでした。 那覇市でも取り組みたいですね。
地域猫のエリアに捨て猫が増えないように地域は原則非公開とのことですが 現在までに97地区、1000匹以上の地域猫がいるそうです。 どんなルールがあるのか気になるところですよね。 福岡市の地域猫のガイドラインについてはコチラ 動物愛護管理センターのホームページはコチラ ホームページがカワイイのは、那覇市も見習ってほしい。