厚生経済常任委員会視察 2日目 熊本市
CKD(慢性腎臓病)対策事業について教えていただきました。 腎臓が悪くなると様々な病気を併発しやすくなり、 健康寿命が短くなり、医療費も増大してしまいます。 その流れを止めるための対策についてのお話です。 当初の目標としては毎年300人ずつ増える人工透析の 導入患者を200人(全国平均並み)にするというものだったそうです。 現在は対策により新規35人の透析への移行を防げたとのことで まだまだこれからだとはおっしゃっていましたが結果が出始めているようです。
那覇市の議会報告会の中で、厚生経済 常任委員会の報告を覚えているでしょうか。 そこでも触れたのですが、慢性腎臓病から 人工透析が必要な状態になってしまうと 週に3回の通院と高額な治療費が必要に なるということで、市の財政面からもCKD 対策事業が必要だということでしたね。
熊本市の特徴としては CKD病診連携システムが挙げられます。 これは300人以上のかかりつけ医の患者さんを 十数人の腎臓内科の専門医と結び、 一人の患者さんに対して2名の医師が 治療にあたれる状況をつくる仕組みです。
情報を共有するためのシートがあり そのフォーマットに沿って運用することで 情報が共有できるというもので、方法を 思いついて実行できるというのがすごい。
那覇市の国保の赤字は待ったなしの状況です。 先進事例からどんどん勉強して少しでも状況を 改善できるように私も頑張ります。