ツタヤとスタバが入った図書館!と 噂に聞いていた図書館は、落ち着いたブックカフェのような 雰囲気で、天井が高い図書館でした。 本を購入しようとカウンターの近くに行くと サッと職員の方がお越しになり、ご購入ですか? と尋ねてくださり、セルフレジの操作説明やブックカバーを 掛ける作業をしてくださいました。 「あぁ、図書館なのにすごい親切」と思ってしまいました。
図書館って、いままでもあった施設ですから利用方法 も共有できてるような気になってしまって、こちらから 訪ねて初めていろいろ教えていただく形が多いのではないでしょうか。
レンタルスペースでもこの「図書館なのに」を感じました。 そりゃあTSUTAYAに邦楽ロックのレンタルがあっても 驚きませんが、図書館で有料とはいえThe Birthdayとか あるのはなんかワクワクしますよ(笑)
平日の午前中にも関わらず、人で賑わってる図書館ってすごいですよ。 視察も3団体同時に対応していただいてましたからね。
館内は撮影禁止なのですが、視察ということで各団体1名 腕章をした人のみ撮影許可をいただいてます。
吹き抜けが解放感がありますし、空気の循環もいいのでしょう。 図書館のにおいじゃない!もちろん、建物奥の方の閲覧スペースは いつもの図書館のにおいでした。 (図書館のあの匂いは好き。紙とか埃とかの匂いなんでしょうけど落ち着きますよね) 視察対応では、武雄の図書館ができるまでの経緯を聞きました 前市長の大胆なアイデアは面白いなと思いました。 最初から「市民協働で!みんなで!」では実現可能性の問題とかで 理由をつけて却下されそうなアイデアですよね。
この図書館は結果が出せるようにしっかりとマネジメント されているなと感じました。たまたま結果が出たから良かったけど・・・。 というようなものではないです。
公共でこれをやる、というのが面白い。
協働というと那覇では市民と行政の協働がイメージされますが 企業と行政ももちろん協働です。手順としてもっと 市民が入れる余地があればよかったなと思いますが 必要な協働の形を模索して結果を出したのですから すごいですよね。
ただ、指定管理の形で運営しているので、今後どういう仕様で 管理契約をするのか。場合によっては別の業者が入ることも あるのか。そうすると「武雄の図書館」の存続が危ういのかなと ちょっと心配したり。何をこの図書館の要件とするのかを明文化 しないと、市長の考え方ひとつでなくなってしまったら大変ですよね。 武雄図書館の面白さが継続するための対策はどうなっているのか。 まだまだ道半ばで、これからいろいろ整備するということでしたので 契約期間のうちに考えるのでしょうね。 この事業について賛否ある施設であることも理解できましたが面白い。 官民協働の手法についても視野を広く持って考える機会になりました! 視察を受け入れていただきありがとうございました。
明日は伊万里市の図書館。こちらは市民協働での 図書館ということでまた違って面白そうです♪