応援する!
これまでの話4

岡山に行くことが決まり、どんな自分になるのかどんな自分が出てくるのか楽しみでした。 知り合いが一人もいない場所で、どう振舞うのかは自分が決められるんだなと思うと

いつもと違う自分でもいいわけで、そう考えると面白いじゃないですか。

まぁ結局沖縄にいる時とあまり違いはありませんでしたけどね。

ひと月以上お世話になったご家族には「圭君はうちの子じゃ」と

思っていた以上に歓迎していただいて、本当に良くしていただきました。

選挙の勉強は県議選挙と市議選挙の2連戦を経験させていただき、選挙の準備から

実際の運動その時の候補者の気持ちなど、多くのことを教えていただきました。

実際にスタッフとして動く事で、候補者を応援するスタッフの気持ちも

体験することができました。

選挙カーの気恥ずかしさ、電話作戦の嫌な気持ち。

街頭での手振りの姿勢。

候補者に対する距離感。候補者になろうとする者として、心に刻むことが多かったです。

いろんな候補者のチラシを集めて、印象の良い候補者は何が「良い」のか考えてみたり。

ああはなるまい、と誓う大人を見たり。

どういう活動にはどのぐらいのお金が、人手がかかるのか。

そういう実情を学ぶのは沖縄ではできないことでした。

4月、満開の桜の中を走る選挙カー。

6年後は自分の番。さぁ、どうする。

どんな政治家になるのか。選挙にたどり着く前に問われる当然の問い。

地域の活性化!市民が望むまちづくり・・・とか。

はっきりとは答えられないままでしたが、自分が市民活動を通して実感してきた

課題を言葉にして「伝わらなければ」いけないということは理解できました。

そしてどんな政治家になるにせよ、乗り越えなくてはいけない

「選挙」について具体的に考えることができたのが当時の私にとってとても大きなことでした。

沖縄に帰る前の日には送別会も開いていただきサプライズゲストとして

父が沖縄から来てました(笑)ビックリしましたよ。

「え!なんで?」って。

岡山で一緒に選挙を戦い抜いた戦友に父を紹介してなぜか父と一緒に

「島唄」を歌わされてしまったのも今となっては良い思い出です。( 酔っ払い怖い 笑 )

進むべき道の輪郭がぼんやり見えてきた岡山での経験。

沖縄に戻ってからは、それまで止まっていた諸々が動き出し

NPOや卒論、就活と一気にやってきました。

その夏。8月24日午前3時頃。

プロジェクト未来なはの合宿中だった私に、弟から電話があった。

中村家にとって大きな出来事。

父の死が迫っていた。

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芭蕉の繊維とりに挑戦。
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